現代美容医療の、コンビニ・回転ずし化を嘆く!文責:日本医科大学名誉教授 百束比古
- HIKO HYAKUSOKU
- 3月20日
- 読了時間: 5分
テレビを見ても、ネットを見ても、#美容外科クリニックチェーンと思われる宣伝ばかりです。なぜ、こんなことになってしまったのか、私なりに分析してみます。
1. 美容医療に対する罪悪感が軽減した。
2. 面接対策からアンチエージングまで。
3. レーザーなどの、多くの美容機器が開発された。
4. 直美医師の増加―最近の若手医師は、修行よりも早く金になる方向に向かう。
5. 適性の優れた女性医師の急増。
6. 医師でない業者が参入可能になった。
7. 広告代理店、弁護士への依存度が上昇した。
8. 美容外科医のタレント化
9. 映像文化の蔓延
10. ITによるシミュレーションの登場
11. 現代美容医療の、コンビニ・回転ずし化の利点と問題点。
9.#映像文化の蔓延
これは、今に始まった事ではありませんが、映画、テレビに始まって最近では、インターネットにも映像は蔓延しており、美形の画一化が見られるようになっています。本来、美人と言うのは、外貌ではなく、笑顔や賢そうな表情といった、内面から滲み出てくるものであったのですが、映像では、画一的な美形が持て囃されるようになっています。以下に、個別の問題を列挙します。
① #ダイエット
女性は痩せている方が男性にもてる、と言うような既成概念が罷り通ったのは、いつからでしょうか。確かにあまり太っているのは健康によくありませんが、適度にふくよかなのが、古来より美人の概念であったはずです。実際現代でも、男性からみれば、ガリガリよりもふくよかな女性の方がアピールするのではないでしょうか。
しかし、映像や雑誌に登場する女性で美人と持て囃されるのはやせ型ばかりです。そう言う社会に感化されて、多くの女性がダイエットに勤しんでいると言っても過言ではないでしょう。
➁ #二重瞼
日本人を含む東洋人の上瞼は、確かに白人と異なり、二重の比率は高くありません。遺伝的に一重瞼が多く、上瞼が厚ぼったく見えるのです。しかも、切れ長で釣り合がって見えるため、手で目を引っ張って吊り上げるのが、東洋人に対する「ヘイト行為」ととらえられ、時に差別的行為とされ、糾弾されます。
江戸時代の浮世絵の美人画は概ね一重瞼ではないでしょうか。しかし、現代においては、写真や動画で持て囃される、東洋人の美人美男の殆どが二重瞼です。美人の基準がグローバルになったからでしょうか。
➂ 高い鼻(#隆鼻)
東洋人は、一般に鼻が低く短めです。しかし、白人の鼻立ちは、より高いので、それに憧れる傾向が、多くの女性にはあります。旧来は、シリコンプロテーゼを鼻背の皮下に挿入して、隆鼻を行うのが一般的でしたが、最近では、耳軟骨を採取して入れたり、注入用のフィラーの注射で行う方法も蔓延しているようです。しかし、感染による露出や、非吸収性異物による、不可逆的な変形など、合併症・後遺症も散見されます。
④#目頭切開
東洋人は目が離れがちの事があるので、目頭切開は確かに目をパッチリさせるには有効です。テレビに出ているアイドルグループの女の子たちの、ある一定数は目頭切開を受けているとの噂もありますが、その外貌の映像は、多くの若い女の子を目頭切開に興味を持たせる主因の情報源になっています。しかし、手術方法によっては、瘢痕(キズアト)が目立つなどの不満が遺るようです。
⑤#小顔形成
いわゆる「エラ張り」は、東洋人に多く見られる顔の形ですが、映像文化で揶揄されることもあり、「小顔」こそが若い女性の憧れのようです。方法は二つあって、一つは咬筋にA型ボトリヌストキシン毒素(いわゆるボトックスTM)を注射して、肥大した咬筋を薄くする方法です。もう一つは、口角の上下と耳の下周辺に糸を通して、頬の下半分を引き締める方法です。
⑥顔のたるみ
顔の量頬が、加齢に因ってたるんでくると、老け顔に見えるようになります。根本的な治療方法は、いわゆる「#フェイスリフト」ですが、皮膚を切らずに持ち上げる方法としては、小顔形成が横に引っ張るのに対して、縦に引っ張る#糸リフトが有効です。高齢の女優さんのかなりの割合が、この方法を受けていると思われます。
⑦#豊胸術
東洋人のバストは、平均して白人より小さいのが医学的常識です。確かに、最近の日本女性は、食事の西洋化によってか、昔より大きくなっているとは思いますが、遺伝的側面から見ても、白人のそれには到底敵わないでしょう。
和装では、胸のサイズが寧ろ小さい方が収まりやすいようですが、洋装が一般的になて、モデルやタレントなどの映像が蔓延するようになってから、バストの大きさを気にして劣等感を感じる女性が増えて、簡便かつ安全な豊胸術(そのような豊胸術はいまだにありません)の宣伝に目を向けるようになったようです。
⑧#脂肪吸引
体形の改善に、余分な箇所の皮下脂肪を吸引で取ってしまうと言う「#脂肪吸引術」なるものが、流行してからかれこれ40年位になったようです。しかし、世界的に見ても、死亡を含む合併症が最も多いのもこの施術です。効果もありますが、リスクもあると言う認識で受けるべき方法です。
⑨ #脂肪減量
薬剤で脂肪を溶解すると言う振れ込みの「#メゾセラピー」と、器械で冷却して皮下脂肪を融解する方法とがあります。いずれも、効果はやってみなければわからない、と言う方法であり、寧ろ皮膚壊死などの合併症が稀にありますので、やはりリスクの覚悟をもって受けるべき方法でしょう。
以上、映像文化の蔓延で顔面や体形の、美容医療的矯正が流行していますので、対応する方法について概説しました。
ご相談は:水道橋駅前・スクエアクリニック・デンタル医科部門までお願いします
Ph:03-6272-8787 E-mail:info@hiko-sq.com
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