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執筆者の写真HIKO HYAKUSOKU

首のボツボツいぼ取りー黒点+Qルビーレーザー(百束法)

前回の続きです。


9.首のボツボツいぼ取りー黒点+Qルビーレーザー(百束法)

10.究極のシミ取りーQルビーレーザー

11.究極の医療脱毛―IPL機器



9.首のボツボツ#いぼ取りー黒点+Qルビーレーザー(百束法)

首や脇に沢山出来る、ボツボツは、アクロコルドンと言うイボの一種で、別名「老人性疣贅」「脂漏性角化症」とも言います。老人性と言うように、高齢化による多発性のイボです。

顔面にできれば多くは黒い隆起したイボであり、体にできれば、時に黒子のガンであるメラノーマとの区別が必要なこともあります。腹部に多発する者は、内臓癌と合併することもあり、「レーザー・トレラ症候群」と呼ばれます。

治療法としては、大きなものは手術的切除ですが、小さくて多発する場合液体窒素で焼灼(正しくは冷却)していきますが、時間がかかるので何回も通院の必要があり、色素沈着がのこる可能性もあります。以上は保険適応ですが、何回も通院すると結局費用がかさむ可能性があります。

保険外治療はレーザー照射です。焼灼には炭酸ガスレーザーが適用されます。回数は少なくて済みますが、レーザーの出漁によっては、潰瘍になったり、色素沈着を遺す場合もあります。そこで、これらの欠点をなくす方法を筆者である百束が考案しました。


#百束法:油性ペンでイボの頂点に黒色の目印をつけて、Qルビーレーザーで焼灼する。

この方法は、クーリング程度で痛みも軽減し、同時に多数を処理でき、黒い実印が付くので誤射簿防げます。また、炭酸ガスレーザーの様に潰瘍になることもありません。費用も、保険で何回も通院するのみ比べれば、決し高額にはなりません。



10.究極の#シミ取りー#Qルビーレーザー

 特に顔面にできる茶色から黒色のシミには、種々の種類があり、それらに対する治療法も異なります。

QルビーレーザーなどのQスイッチレーザーは、レーザー光をシミの色である、黒色、褐色の吸収波長を限定し、かつ照射時間をコントロールできる器械です。これによって、皮膚の熱傷を最小限にし、皮下のメラニン色素を選択的に焼却するという原理です。

欠点としては、術後数か月間、炎症による色素沈着が時に起こること、色素の深い肝斑などは却って濃くなることがあります。要するに、シミなら何でも有効ではないのです。その診断には、形成外科や皮膚科の十分な研修が必要です。

結論として、有効なしみは、老人性(紫外線による加齢性)色素斑、太田母斑、薄い黒子、

黒や茶色の刺青などです。


Qルビーレーザーの器械。(上図)


3種類のQスイッチレーザー(ルビー、アレクサンドライト、YAG)それぞれの波長を示す。それぞれ、メラニンが吸収され易い波長に設定されている。(下図)



レーザーでは取れない先天性の色素性母斑。植皮で治療した。


老人性色素斑。Qスイッチレーザーでシミ取りが有効、左は照射前。右は照射後。


相談は:水道橋駅前・スクエアクリニック・デンタル医科部門

までお願いします。

Ph:03-6272-8787 E-mail:info@hiko-sq.com



11.究極の#医療脱毛―IPL機器

機器による#脱毛は、一時的減毛と永久脱毛があることを知って下さい。医師法的には、前者はエステサロンなど医師の責任の及ばない施設で行われており、後者は医療脱毛として、医師の管轄下で行われている、と言うのが建前です。なぜなら、永久脱毛には、毛の根元やバルジと呼ばれる、毛の再生に関わる「幹細胞」を焼灼する必要があるからです。生体の組織を焼くと言うのは、医師か医師に指示された医療者にしか許されない行為です。でなければ、医師法違反や傷害罪に問われます。以下に詳述します。




1.   エステ脱毛と医療脱毛の違い

毛を生えなくするには、毛根部と立毛筋当たりにあるバルジと呼ばれる部分の2箇所の毛の幹細胞を焼かなくてはなりません。つまり、生体にやけどという侵襲を加えるのですから、保健所に登録した施設で、医師もしくは医師の指導の下、医療従事者が行わなければ、医師法に抵触してしまいます。

したがって、脱毛機器の出力が生体に侵襲を与えるのであれば医療脱毛、それより出力が低ければエステ脱毛ということになります。すなわち、医療脱毛では永久脱毛できるが、エステ脱毛では一時的脱毛、減毛までしかできないというのが医学的見解です。

 

2.機器による熱傷(やけど)

脱毛のトラブルで多いのは機器による熱傷(やけど)です。理論的には、医師が管理する医療脱毛では医療事故の一つですが(実際は事前のリスク説明があれば免責されることが多い)、エステサロンでは、医師法に抵触するか、傷害の刑法犯罪になるはずです。


脱毛サロンでの脱毛に伴う熱傷。(傷害罪に該当する)

 

2.脱毛機器

ダイオードなどのレーザー機器とIPL機器があります。いずれも原理は、毛の色に反応して毛に沿って熱が加わり、幹細胞を破壊・焼灼するものです。毛には休止期があり2,3か月毎に生え変わりますので、最低でも2,3か月開けて4,5回施術の必要があります。レーザーの方が出力を誤ると、2,に示したような皮膚の熱傷を負わせる危険があるので、IPLを好んで使用する施設が増えているのではないかと思います。

 

 

いぼ取り #医療脱毛 #脱毛 シミ取り #Qルビーレーザー #百束法

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